平成29年 初場所 十四日目
初優勝、おめでとう!稀勢の里!!
背中で語る男の後ろ姿・・・・・・。
今まで背負ってきた大きな重圧をちょっと下ろせたようにホッとした様にも見えて、いい背中です。
こみ上げる気持ちをかみしめるように記者の受け答えをする稀勢の里の姿に、ちょっとジーンとしてしまいました。
そしてあの頬をつたう一筋の涙。
何度も挑戦し努力し続けることの尊さを思い出させてくれました。
美しい感動をありがとう稀勢の里。
思わず今日が千秋楽かと勘違いしてしまいそうな展開ですが、まだ明日残っていましたね。
明日の横綱のとの直接対決。
有終の美を飾れますように。
そして多くの稀勢の里ファンの皆さま、初優勝おめでとうございます。
今日の劇的な展開を予想していたかのように、今日は野球界のスーパースターが国技館に集っていました。
前田健太投手。
嘉風が招待したらしいですね。
スポーツマンシップに溢れる嘉風に大リーグで活躍するマエケン。
眩いばかりの組み合わせです。
またあの国民的スターの姿も国技館にありました。
【Mrジャイアンツ】
ワーワーワーワー。
Mr長嶋「春日野君・・・。」
春日ノイズ「なんスか?」
Mr長嶋「・・・この席・・・、見にくいねぇ・・・。」
春日ノイズ「そうスか?」
Mr長嶋「ほら、全く見えない・・・。」
春日ノイズ「そうスか?」
Mr長嶋「・・・・・・。」
Mr長嶋「・・・あ。見えたよ!春日野君。」
春日ノイズ「そうスか!」
春日ノイズはあの声で、広報担当なんですね(笑)
ミスターもざわめく場内でざらつく声の説明を聞くのは難儀だったことでしょう。
でもさすがは強運の人たちですね。
見に来たその日に稀勢の里が初優勝決めちゃうなんて!
多くの稀勢の里ファンは何度も何度も応援に足を運び続けているのに、あっさりその1回で長年待ち続けたその日にめぐり合わせるなんて!
やっぱり持ってる人は持ってるのかもね~。
そんなこんな力も今日の稀勢の里には味方したのかもしれません。
にしても、貴ノ岩すごい!
あの白鵬に相撲をとらせなかったのですから。
出足の良さ、寄りの強さったら大関級でした。
今日という日に大きな仕事をやり遂げた貴ノ岩のインタビューがなかったのは非常に残念でしたが、本当に力をつけましたね。
やはり力が落ちてきたように思える今場所の白鵬の土俵。
精密機械のように繊細な身体のバランスを保つことで、並外れた強さを発揮してきた白鵬の少しずつ現れ始めた衰えと、一場所ごとに力をつけている若手や地力を付けてきた力士の台頭。
このコントラストが目に見え始めた今場所だったように思います。
毎日の土俵で自身とやる気をみなぎらせる御嶽海。
力強さに大器も予感させる北勝富士。
大関を意識し始めた高安。
再び覚醒した逸ノ城。
小力と上手さが円熟味を増した蒼国来。
ランクアップした突き押しを身につけた玉鷲。
はまると強い正代。
もちろん貴ノ岩。
などなど。
思い出すままに書き綴りましたので書き損ねた力士もあるように思いますが、それだけでもこんなにいるんですね。
これだけいれば場所は混戦めい来るのは必定かも。
そしてこれに加えて来場所はまた新しい人気力士が幕内に上がってくるはずです。
今日は来場所を前にプレお目見え。
【初物】
宇良「これが、幕内の力水か・・・。」
宇良「どれどれ。」
宇良「ゴクン」
宇良「うわっ。ニガッ。」
来場所幕内に上がれますよね?
大砂ちゃんに千代大龍あたりは間違いがなさそうですが、この2枠では足りそうにないですか?
十両は時間の都合上掻い摘んでしか見ていませんが、宇良の活躍や小柳の活躍と反比例するように苦しい土俵が続いている様子の安美錦。
家では「今日安美錦は勝った?」と聞くのが夜の挨拶となっていますが、今場所は苦しい星になっていますね・・・。
足の怪我と世代交代の波が安美錦に襲い掛かっているようで、見ていて辛いものです。
4勝では関取りに残れそうなのでしょうかどうなのでしょうか。
あと1日ありますが、怪我を悪化させずどうにか1勝を上積みしてほしいと願っています。
そうそう明日が千秋楽。
なんだか今日が千秋楽気分でいるので、明日相撲見るのを忘れないようにしなければ!