平成28年 暮れも押しせまったある日。
知人と世間話をしていると
「やっぱりSMAPが解散してしまうので寂しい」と言う。
そういえば今年はSMAP解散やジャニーズ事務所内の騒動など終始SMAPの話題を耳にした1年だった。
そんなSMAPが長く続けていた長寿番組「SMAP×SMAP」も先日最終回を迎えたそうだ。
何でもその人はSMAPのコンサートやCDを買うほどのファンではないが毎週スマスマを見るのが習慣になっていて、必ず月曜日にSMAPの5人を見るのが日常になっていたらしい。
私の日常には全くSMAPが入り込んでいたかったので、スマスマの最終回も解散そのものにも何の感慨もないのだけど、自分自身では特別好きだと思っていなくても、そこにいるのが当たり前の存在がいなくなる寂しさはわかる気がした。
なるほど、それを「スマロス」と呼ぶのかもしれない。
しばらくその人がつぶやくように話すSMAPの思い出話を聞くともなしに聞きながら、自分にとってのSMAPのような存在は誰かいないだろうかと思い起こした。
・・・いた!
私の中にもSMAPがいた!
私はその人の話をさえぎるように言った。
「それっていつまでも土俵にいるのが当たり前だと思っていた旭天鵬と若の里が引退したような感じですよね?!」
その人のスマロス、私の旭ロスと若ロス。
SMAP、旭天鵬、若の里。
私の脳内で3者がピタリとリンクされた。
するとその人は申し訳ななさそうに言った。
「ゴメン、よくわからない。」
何だか寂しい年の瀬になった。
~平成28年 12月30日の日記~
以上、事実を記したものです。
好角家の皆さんは同じようなことありませんか?
大相撲人気の復活と協会は浮かれていますが、ひとたび世間という名の大海原に出れば大相撲ファンの会話はほとんど理解されません。
日記の日のようにこちらが一生懸命接点を探ろうと気を揉んでも「知らない」「分らない」のたった4文字で済まされるこの世間の冷たさ!!(涙)
角界のレジェンド旭天鵬も荒れ果てた世間という名の荒野に出ればただの人。
伝説もさっぱり伝わっていない様子です。
八角理事長よ。
今の人気の回復くらいであぐらをかいている場合じゃないぞ。
初心忘るべからず。
本日開店の気持ちで初場所のぞむべし!
そして時天空、体調は大丈夫でしょうか。
無理せず、焦らず、治療にあたるべし!
【年末のご挨拶】
今年は皆さまには大きな力を分けて頂き、本当にありがとうございました。
地震に時天空の病気、そして引退。
散々な目や悲しい気持ちも味わいましたが、皆さんから励まされたこと勇気づけられたこととても有難く身に沁みました。
相撲でもよく耳にする「恩返し」。
私もいつか皆様にこのご恩をお返しできばと思っています。
来る年が皆様にとって素晴らしい年となりますように。
ご健勝とご多幸をお祈りいたします。
来年もよろしくお願いいたします。
行司のブログ