令和四年 大阪場所 六日目
明日から春分の日の三連休。
三寒四温。
暑さ寒さも彼岸まで。
自律神経も揺らぎがちになる春の日々は、眠気もいつもに以上に増してきます。
【春眠】
すやすや。
すやすや。
すやすや。
んがっっ。
今場所の眠りにつくまでの時間
秒速の寝落ち。
私も高安ほどではないけれど、最近眠りにつくのが早いんですよ。
本を閉じて電気を消したと同時に意識を失うという日頃の寝つきの悪さが、嘘のような春眠暁を覚えない日々。
いや~、眠りは健康の源です。
と、質の良い眠りを手に入れたのかどうかは定かではありませんが、先場所のコロナ休場が吉と出た様子の高安。
今日も4秒で志摩ノ海を仕留めて6戦全勝。
中盤戦で単独首位に名乗りを上げておりますが、これまでも途中まで下馬評に上がりながらも戦線離脱を繰り返しているだけに、場所の主役となりえるかいまひとつ信頼性に欠ける存在です。
解説の鶴竜親方も「まだまだわかりません」から、と言いつつも放送終了間際の、「高安に期待してます」なんて言う本音か冗談かわからないような置き土産。
元大関の肩書も相まって、期待は徐々に膨らみます。
うちの母は久しぶりに見た高安を「高山さん」と間違えてましたが、こんな寂しい間違いをさせないためにもここはひとつ、存在感をアピールして荒れる春場所の主役に躍り出てほしいものです。
眠気を誘う春の陽気は、物忘れも誘発します。
【度忘れ」】
がやがや。
審判長「そんじゃ、そういうことで。」
審判長「・・・・・・。」
審判長「・・・・・・。」
審判長「勝ったのどっちだったけ??」
行司が取り組みを止めるまで、全力を尽くす。
力士の土俵でのあるべき姿を共に見せてくれた、佐田の海、翔猿よ。
最後まで懸命な姿をありがとう。
ところで改めて言うまでもないことですが、鶴竜って日本語上手ですね。
流暢の範疇を超えた、もはやネイティブジャパニーズスピーカー。
落ち着いた話しぶりと初老のおっさんのような笑い声には貫禄すら漂います。
今日から横綱不在となった今場所。
主役は誰になるのか。
新大関、新関脇の新しいもの尽くしの今場所に、元大関も割って入るか。
場所は三連休の中盤戦へと入ってゆきます。