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十四日目 猿の一蹴

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令和三年 三月場所 十四日目

 

 

結婚式でよく耳にする「人生3つの坂」。

 

上り坂、下り坂。

 

そして、これぞ三つめの坂。

 

 

 

 

 

まさかの猿の一蹴!!

 

 

 

まさかここにきて!

 

まさかこの瞬間に!

 

まさか繰り出されようとはっ!!

 

 

 

この誰も予想できなかった大きな落とし穴。

 

はまってしまった本人の無念や如何ばかりか。

 

 

 

 

【なんで】

高安「あぁっ!!」

 

 

 

 

 

 

高安「なんでっ・・・。」

 

 

 

 

 

 

高安「なんで、あんなところから。」

 

 

 

 

 

高安「足が飛んでくるの?」

 

 

 

 

 

 

高安「ねえ、なんで??」

霧馬山「怖いよぅ」

 

 

 

場内にゆれる高安タオルの中の「逆さ高安」に若干不吉なものを感じましたが、まさか勝負の行方を予感していたとは。

 

 

 

 

♪boy mieets girl 優勝の予感 きっと誰もが感じてる~・・・♪

 

 

 

 

 

【歌ってみた 次郎編】

トボトボ

 

 

 

 

 

次郎「大相撲の神様~・・・」

 

 

 

 

次郎「今場所でしょうか~・・・」

 

 

 

 

 

次郎「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

次郎「今場所じゃ・・・、なかったんだねぇ・・・。」

 

 

 

 

 

今場所かと、思ったんだけどね・・・。

 

 

 

これが高安って言えば、高安らしいですけどね。

 

でもね、さすがにこれは切ないですね。

 

 

高安初優勝へ向けた特別解説かのような、十四日目のキセ解説でしたが、さすがのキセも今日の一番には、ヒートアップ。

 

二所一門の伝統話芸「しかしながら」と随所に折りまながら、高安の及び腰をいつも以上のハイスピード口調で捲し立てる興奮ぶり。

 

声色こそいつも通りの明るさでしたが、キセも相当悔しかったことでしょう。

 

 

でもまだ戦いは終わったわけではありません。

 

今日の土俵際のように、勝負は最後の最後までわからないものです。

 

先に諦めた方が負けです。

 

 

 

 

しかしこれでさらに勢いづいたのが照ノ富士。

 

流れは大きく変わり始めました。

 

 

 

 

 

【白から黒へ】

ザワザワ

 

 

 

 

 

付け人「お・・・!映ってる。」

 

 

 

 

 

付け人「メガネ、白に変えよっかなぁ・・・。」

 

 

 

 

 

照ノ富士「おい。」

 

 

 

 

 

 

照ノ富士「白メガネ、禁止だからな。」

付け人「し・・、しません、しません、言ってみただけです。」

 

 

 

 

鶴竜引退で白メガネの行方も気になるところです。

 

 

 

 

大関復帰への手土産に優勝もさらっていくのか?!

 

明日は決戦の千秋楽です。

 

 

 

 

 


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