栃光以来の50数年ぶりの大関誕生に沸く、熊本。
地元テレビ局は正代大関昇進のニュースを、実に華々しく取り上げていました。
栃光以来50数年ぶりと言いますから力の込めようには、オープニングから溢れんばかりの喜びが画面いっぱいに広がります。
~NHK熊本クマロクより~
番組開始画面、中央の正代の顔に謎の虹色ドーナツが重なります
正代のズームインと共に広がりに増幅する虹色の物体
あれよあれよと言う間に虹色ドーナツは正代の顔を飲み込んでゆきます
そして気が付けば。
あっという間に謎の虹色に飲み込まれてしまった正代。
あな恐ろしや。
なんとも言えぬ不気味な絵面です。
いやいや。
最終的にはこんな感じでオープニング画面として収まるんです。
ですが、そのおよそ10秒足らず。
正代にオープニングCGを被せるという、規格外の盛り上がりを見せる地元熊本テレビショー。
こんなところからも今回正代が成し遂げた偉業の大きさを改めて感じるところです。
しかしそんな地元の盛り上がりをよそに、当の本人は結構落ち着いた様子を見せています。
ゆっくり昼まで眠りたい、だなんて疲れたオッサンのようなコメントで笑いを誘っていましたが、番組では熊本県民に向けてのメッセージも。
改めての自己紹介
九月場所の御礼
結果の報告
来場所への心構え
応援継続のお願い
そして・・・・・・。
期待の掛け過ぎには先手で釘をさす
正代が今日一番、熊本県民に言いたかったこと、伝えたかったことは、ズバリこれでしょう。
大関になったからってあんまり期待すんなって、言いたかったんでしょう。
わかっとるよ、わかっとる。
県民みんなわかっとるよ。
大丈夫、来場所仮に負け越してもどぎゃんでんなか。
正代らしく、春風駘蕩とした相撲をとればヨカよ。
たまに期待しすぎてア―ダ―コーダいうかもしれんけど、馬耳東風で聞き流してもらえばヨカ。
来場所も言われたとおりに過度な期待はせずに、淡々と見守ってゆこうと思います。