令和二年 九月場所 九日目
秋分の日。
長かった夏を終え、これから季節は秋へと進んでゆきます。
秋といえば、芸術の秋。
季節の移ろいや暮らしの一コマに焦点を当て、わずか十七文字で情景や心象を表す、俳句。
十七文字で切り取られた心の動きや風景は、読み手の私たちにも鮮やかな感動を与えてくれます。
【句会】
藤井「9日目の取り組みも終わりましたが、舞の海さん・・・・・。」
藤井「照ノ富士・・・。」
藤井「負けてしまいましたね。」
舞の海「アハ・・・・・・。」
舞の海「あの・・・、言い訳させてもらうとですね・・・。」
藤井「あ・・・!舞の海さん、私一句できました!」
藤井「言い訳は 言えば言うほど 見苦しい」
舞の海「・・・・・・。」
正岡子規の俳句と大相撲のコラボレーションとは!
さすが藤井アナ、格調が高い。
そう言えば、毎年九月場所では再三再四、相撲は秋の季語だって仰ってましたよね。
藤井さんも俳句詠まれるのかはわかりませんが、俳句で本場所を切り取ることが出来るなら、より奥深い大相撲観戦となりそうです。
しかし舞の海、ドンマイドンマイ。
私も同じく、照ノ富士優勝と予想。
上位との対戦は終わっているし安定感が増しているように思えたので、こりゃ2連覇あるかも、と本命にしていました。
先場所の復活優勝の余韻も残りつつ、期待を寄せるのも人情というものでしょう。
まだ3敗というだけで、優勝レースから脱落したわけではありません。
舞の海よ、いちいち言い訳すんな。
男だったらドンといけ。
だがしかし。
優勝争いの只中にいるこの人。
やっぱりこの人が気になります。
【秋は食欲】
「・・・・・。」
「あ~・・・。」
「腹減ったなぁ~・・・」
「そうだ!」
「爪の垢、食っちゃおうっと。」
まずは二桁が目標とのこと。
そうね階段は一段ずつ確実に。
大相撲ファンの代弁者舞の海秀平氏が、熊本県民の気持ちまで代弁していましたが、
えぇ!えぇ!
そりゃ、もう!
もちろんったい!
正代に優勝してほしいて決まっとるたい!
そんなこた、当たり前たい!
あ~たに言われんでも、正代の気持ちもよ~っとわかっとるばい!
しかし優勝争いは依然、
貴景勝 正代 阿武咲 翔猿 若隆景 の2敗勢5人。
若く弾ける勢いはまさに怖いもの知らず。
どこまで勝ち進むのかは全くもって予想不可能。
混迷は 終盤戦へと 進みます