令和二年 七月場所 十一日目
昔々。
遠い昔のその昔。
両国国技館というお城で、舞踏会が開かれました。
継母に内緒で美しい化粧まわしに身を包み、参加したシンデレラ。
楽しい時間は夢のように過ぎ去って、門限の午後4時の時刻が迫るころ。
シンデレラは走って両国のお城を去ってゆきます。
【シンデレラ】
炎鵬「た、大変!」
炎鵬「急がなきゃ。」
炎鵬「ママ鵬に叱られる!」
ママ鵬「遅いね。あの子はまだかい?」
シンデレラ、ママ鵬に叱られたりしなかったでしょうか。
そんな厳しいママ鵬は大英翔に痛恨の1敗。
鉄壁の強さを見せていただけに今日の黒星は全く予想ができませんでした。
きっと大英翔の横からのいなしが想像以上に強く、攻めも鋭かったのでしょうね。
これで優勝争いが俄然、面白くなってきました。
白鵬、朝乃山、照ノ富士。
横綱、新大関、元大関が同じ1敗で横に並びます。
今場所11日目のこの展開。
この人も全く予想できていなかったことでしょう。
【体験】
戸部「さて今日の放送席は。」
戸部「60分増毛をお試しの舞の海秀平さんです。」
戸部「試してみて、いかがですか?」
舞の海「いやぁ~、いいですよ。」
舞の海「シリコンよりもずっと手軽ですから。」
戸部「おぉ!」
毛量多そうに見えましたが、増毛してたんですか。
シリコンで頭皮がダメージうけていたのかもしれません。
1年4か月ぶりに勝ち越しを決めた琴奨菊。
インタビュールームでの受け答えを聞いていると、落ち着いた信頼の置ける人柄が伝わってきます。
感謝を忘れず、努力を怠らず、真摯にな姿勢で、誠実な人格。
それだからこそ。
あの行動には心底驚かされました。
【奇行】
ひがぁ~~しぃ~~
琴奨菊「・・・・・・。」
呼び出し「・・・ちょっと!」
呼び出し「飲まないでくださいよ!」
琴奨菊「やっぱダメ?」
おい!
そりゃダメだろう。
この期に及んで、力水飲もうとするなよ琴奨菊。
吸い寄せられるように杓子に口を寄せる様子に、
全国の大相撲ファンが「NO-------!!!!!」と叫んだに違いありません。
しっかりしてみえて、うっかりな面もある。
人間の魅力ってこういうところに感じるものです。
終盤戦の取り組みは、照ノ富士の上位との取り組みは難しいような話を前半の土俵ではしていましたが、状況が変わってきた打ち出し後。
審判部はどんな割を考えるのか。
俄然面白くなって来た終盤戦です。