平成31年 大阪場所 十一日目
昨日十日目の放送、ついにあのご長寿番組が幕を下ろしました。
【62代】
沢田石「今日の放送は第62代横綱 芝田山親方が解説です。」
芝田山「『北の富士語る』終わりましたね~。」
沢田石「はい・・・。」
沢田石「来場所から何をやろうかって、ディレクターも悩んでるんですよ~。」
芝田山「・・・・・。」
芝田山「・・・私に、いい案がありますよ。」
沢田石「え~、なんですか?」
芝田山「『大乃国、食べる』」
沢田石「ムリ!」
芝田山お勧めのスイーツを、毎場所毎場所親方自身がむさぼり食う企画です。
きっと、ちょろっと水を向けたらすぐにノッテきますよ(笑)
今日も平成の強く記憶に残った取り組みに、稀勢の里が白鵬の連敗を止めた一番を取り上げていました。
同じ一門の引退した横綱へのはなむけかと思えばなんということはない。
自分が千代の富士の記録を止めたことへの我田引水でした(笑)
しかし昨日の北の富士語るの最終回は何だかしんみりしちゃいましたね。
企画の最終回のみならず、解説者の引退を示唆したものとなりました。
今場所で最後なのか、今年いっぱいなのかわかりませんが、もう決まっているようですね。
半ばいい加減ながら辛口の歯に衣着せぬ物言いでいて憎めない解説は、52代をおいて他にはありません。
協会の外の人間だからこそ言える苦言や、問題提起は大切です。
協会に浸りすぎることなく、相撲を愛し、世間に迎合しない発言ができる人。
これが大相撲中継の専属解説者に望まれる姿勢と考えます。
きっと舞の海は残留するのでしょうが、もし新たに人選するときはどうか上記の基準を頭の片隅に入れておいてください。
そう言えば、今場所これを見たのは初めてでした。
【後ろ髪】
ガヤガヤガヤガヤ。
藤島「髷引っ張ってたかどうかわかった?」
玉ノ井「いんや。」
藤島「引っ張ると言えばさっきさ・・・。」
藤島「後ろのお客さんから、髪の毛引っ張られた。」
玉ノ井「ウソつけ!」
今日はまた、阿武松さんの言語が大崩壊してましたね(笑)
この人の崩壊具合は人を混乱させます。
ちょっと前の元大受の朝日山親方審判長時代にも、崩壊してゆく日本語の様をよく耳にしましたが、その崩壊具合とは少し趣が異なります。
元大受の崩壊は積み木がバラバラと崩れ落ちるような感じでしたが、阿武松さんはダムの堰が一気崩壊するようなスリリングさが持ち味となっています。
崩れ落ちる文法、抜け落ちる主語述語。
平成の世が終わるこの春、土俵周りから響き渡る日本語の変遷にも耳を傾けたいものです。
結びの土俵。
横綱に敢然と戦いを挑み、自分自身と闘う貴景勝の姿がありました。
【自戒】
・・・・・・。
チラ。
チラ。
・・・・・・。
・・・やっちゃダメだっ・・・・・!
テッポウ厳禁。
よく我慢しましたね。
相撲の方は横綱の貴景勝対策の方が万全でした。
しかし今できることは精一杯できたのではないですか。
大関取りの場所 11日目 8勝3敗。
力を出しつつも苦労している感じが星に表れているようでもありますが、残り4日。
大丈夫、いけるはず!
優勝争いは全勝の白鵬を先頭に、2敗勢には優勝経験力士や大関の顔が並びますが、1敗にはただ一人、イチンの姿が。
どこまで信用できるのか未知数ではありますが、こうなったら一つ今場所はイチンにかけて見たいと思います。
平成最後の優勝力士に名を飾るのだ!
逸ノ城駿!(←颯爽とした名前なんですね)