平成31年 初場所 六日目
鶴竜本日から休場。
御嶽海に怪我。
場所もまだ序盤戦が終わったばかりというのに、優勝争いの中心にいるべき力士が次々と戦線離脱。
こうやって早くも優勝争いは戦う前から、白鵬へと絞られてゆくわけです。
生き残りの一人横綱は土俵に向かうために心を整えます。
【復習】
付け人「それではいいですか。」
付け人「土俵でのお約束です。蹲踞して聞いてください。」
白鵬「ハイ。」
付け人「張り差ししてはなりません。」
白鵬「ハイ。」
付け人「カチアゲてもなりません。」
白鵬「・・・ハイ。」
白鵬「じゃあ先生。ダメ押しはいいですか?」
付け人「もちろんダメです。」
白鵬「ガク。」
いやいや。
最近はずいぶんと減ったんじゃないですか。
って言うか先場所は休場していたからよく覚えていないだけということもありますが。
でも少なくともあのエルボーバットのようなカチアゲは鳴りを潜めています。
玉垣親方の話では足の手術後は負担がでないように体重を落として調整したとかなんとかいう話でしたが、さすがこの横綱、自己メンテナンスはこれぞプロ。
やるべきことをやってから場所へ臨む姿は見習うべきところがあります。
今日の放送席は小兵でならした玉垣親方に舞の海。
大学の先輩を向こう正面に座らせて、突っ張りはわからないからと玉垣親方へと無茶ぶりをかましていた舞の海秀平さん。
おやおや。
まあ。
貴方からそんな言葉を聞くなんて。
【目で語る】
大坂「舞の海さん・・・。」
大坂「目は口ほどに物を言う なんて・・・。」
大坂「本気で思っているんですか?」
舞の海「・・・・・・。」
大坂「あ・・・!今、目で何か語ってるんですね?」
舞の海「・・・・・・。」
大坂「え~、なんて言ってるんだろう・・・。」
舞の海「・・・・・・。」
大坂「あ・・・!わかった!」
舞の海「・・・・・・。」
大坂「早くしゃべりたいって言ってるんだ。」
舞の海「あたり~♪」
たしかに一瞬の心の動きは目によく現れますね。
だけど今日の舞の海は何かと言えば若さを羨んでいました。
矢後の黒々した髪の毛や御嶽海の身体の張りを見て、羨ましそうに詮索したり眺めたり。
もうすぐ終わりゆく平成の世と共に己の老いを感じているのかも知れません。
白髪が増えましたか?
抜け毛が増えましたか?
身体がたるんできましたか?
時代の変わり目を前に若さがまぶしく映ったのかもしれませんが大丈夫、老いは皆平等です。
舞の海が土俵を沸かせた平成の世はもうすぐ終わりを告げますが、おしゃべりの花は時代を超えて咲かせ続けられますよ。
いつまでたっても口だけは達者。
きっと舞の海はそんな年寄りになるはずです。
ところで大坂さん。
阿炎を「ジャビ」って呼んでましたね。
ジャビ。
なかなかいいかもね(笑)