平成29年 九州場所 千秋楽
安美錦 勝ち越し!!敢闘賞受賞!!!
おめでとう安美錦。
8勝目を決めた上手出し投げは、上手さ以上に関取りの相撲人生をかける魂が感じられその瞬間から、
胸が熱くなりました。
いつもは淡々と受け取る懸賞金の仕草も、今日はあふれる感情を抑えきれない感極まったその姿に
安美錦の15日間の戦いがどれほど大変なものだったか感じられて、見ている私にもこみ上げてくるものがありました。
「土俵は辛いことだらけ」
いつもひょうひょうと冗談交えて受けるインタビューにも、今まで抑え込んでいた不安や弱音が安堵と共に溢れ出て、一人で耐えながら土俵に15日間上がることの厳しさが滲み出るものでした。
安美錦、本当そうですね。
私は土俵には上がったことないけれど、人生は辛いことだらけ。
楽しいや嬉しいことよりはるかに辛いことの方が人生は多いと、私自身は思います。
もう全部やめてしまってどこかへ逃げ出したくなる日もたくさんあって、人のことが羨ましくなったり投げ出したくなり日もありますが、自分の人生誰かに肩代わりしてもらうことはできません。
もっと別に生き方ができれば、なんて思いながらも今の道を歯を食いしばって歩く日々を積み重ねながら、人生の厳しさを知り自分の弱さを知りそして強さも身につけていくのかもしれません。
多くの人々は安美錦が土俵に上がる姿に自分の人生を重ね、そこに感動や明日への希望を見出します。
今日初めて見た安美錦の涙にも、きっと同じように不安を抱えながら日々戦う人々に勇気を与えてくれたと思います。
ありがとう安美錦。
私も明日からまた勇気と不安両脇に抱えながら頑張っていきます。
人生の辛酸をなめつくしたであろう52代ですが・・・。
千秋楽。
ついにそれで来たか・・・!
【色つや】
三瓶「本日の千秋楽はおなじみの第52代横綱 北の富士勝昭さんと共にお送りして・・・。」
三瓶「・・・ん?」
三瓶「北の富士さん・・・、そのジャケット・・・。」
52代「ん?!」
52代「うん、革なんだよ。珍しい色でしょ。」
三瓶「・・・プっ」
三瓶「まるで・・・レバ刺しッ!!」
52代「レバ・・刺し・・・。」
もう色つやから、まるで、レバ刺し(笑)
そんなレバ刺し色の革のジェケッとに身を包み、博多の夜の街をどこそこと歩き回ったのでしょうね。
それだったら、車のライトにもよく反射して暗い夜道でも目立ちそうでいいですね。
でもそれで焼肉屋に行くときは、革ジャケの上にレバ刺し落とさないように気を付けてくださいね。
そしてついに40回目の優勝を果たした横綱・白鵬、優勝おめでとう。
昨日優勝を決めたようですね。
私昨日はテレビ見ていないので白鵬の14日目取り組み今日見たんですが、今さら14日目のこというのも何なんですけど・・・・・。
なんで大切な14日目に相手が遠藤だったんですか??
何日間か相撲見ていないので遠藤の調子はわかりませんが、そんなに良かったんですか?
よっし!遠藤なら白鵬に土つけそうだっ!って言う予感が持てるような調子だったんですか?
っていうか今場所の遠藤は何枚目でしたっけ?
そんな上位じゃなかったような気がしましたよ、だって今日は初っ口にとっていたでしょう。
何日間か相撲見てなくていきなり千秋楽に来ると、まるで浦島太郎のような感覚です。
竜宮城に行っていた間に遠藤は大活躍だったのか・・・。
今となっては玉手箱の煙に消されて、分らずじまいです。
浦島太郎が開けたのは玉手箱。
雀からもらったのは大きな葛籠に小さな葛籠。
そして一人の力士が手に入れたのは、大きい明け荷の山でした。
【大きな明け荷】
「うわ!大きな明け荷が山のよう!」
「うひひ。中身はお宝かな。」
「どれどれ。」
「ヨイショ」
「あ・・・、ハズレ・・・。」
中身は締め込みの他に何が入っているのでしょうか。
搬出される様子は寂しいですね。
賑やかな15日間があっという間に過ぎ去ってゆきます。
しかし舞の海、国技館から出羽の海部屋ってすぐじゃないかっ!
つべこべ言わずに運びなさいよ(笑)
一月後にはもう番付発表なのですね。
年末年始もあるからでしょうが、九州場所から初場所はとても早く感じます。
特に今年は日馬富士貴ノ岩の問題もあって、あっという間に初場所が始まりそうな予感です。
問題の解明や解決は警察、協会に全て任せるしかないのですが、兎にも角にもどうか初場所が無事に平穏に開催されて取り組みを楽しめますように、土俵以外の話題が本場所を覆い尽くす初場所になりませんように、と願うばかりです。